緊急事態！
食事中や、少し目を離した隙に喉に詰まらせて苦しがっている方への対処法を、赤ちゃんから大人まで一気に簡単解説します。
赤ちゃんや小さいお子さんをお持ちの方、ご高齢の方と一緒にお住まいの方、それぞれ食べ物等が誤って喉に詰まってしまった時にどうしたらよいのか、考えたことがありますか。
この記事を読んでいただけると、このような緊急事態にどのように対処したら良いのかわかります。
なお、この記事ではすべての方法は記載しておりません。
私が実際に経験してきた中で、一番効果がありそうだと肌で感じたものだけを紹介していきますので、私の偏見が含まれていることをご了承ください。
それでは、結論からいきましょう。
結論
赤ちゃん、子供、大人、大人の中でも妊婦さんや体の大きい方によってベストなやり方が違ってきます。
それぞれの場合で見ていきましょう。
赤ちゃん
子育てされた経験のある方は、よくご存じだと思いますが、赤ちゃんはなんでも口に入れてしまいますよね。
ですので、食べ物よりおもちゃが喉に詰まることが多くあります。
赤ちゃんは何か詰まらせてもそれを訴えることができませんので、大人が気付いてあげるしかありません。
例えば、表情であったり、顔色、唇の色の変化で何か詰まらせたのかもしれないと感じとってあげてください。
喉が詰まって、呼吸ができなくなっていると、みるみるうちに顔色が悪くなり、唇の色が紫色っぽくなっていきますので、すぐに感付くと思います。
それでは、赤ちゃんの対処法を1つ紹介します。
片手で赤ちゃんの胸やお腹の部分を支えてうつ伏せ状態に持ち、少し頭側を下に下げ、親指と人差し指で顎を少し上げ、もう片方の手で背中を思いっきり叩き続ける！
これをひたすら繰り返します。
もちろん119番通報することも忘れないでくださいね。
子供
次に小さい子供です。
子供は飴玉やミニトマト等、丸くて滑りやすい物がよく詰まる印象があります。
私の経験上、子供も赤ちゃんまでではないでしょうが、自分で喉に詰まったとアピールすることはできないと思います。
赤ちゃん同様、大人が気付いてあげてください。
では早速、対処法ですが1つ紹介します。
背中をひたすら思いっきり叩き続ける！
私はこれ一択だと思っています。
お恥ずかしい話ですが、私の子供がまだ小さかった頃、娘が飴を喉に詰まらせた事がありました。
当時、私は仕事でいなかったのですが、妻が娘の異変に気が付き、背中をひらすら全力でぶん殴り続けたら、口から飴が転がり落ちたと聞きました。
喉に飴を詰まらせた時、妻が言うには娘は不安な表情をして黙って立っており、ただ顔色や唇の色がみるみるうちに悪くなっていったと言っていました。
それを見て、すぐに「何か詰まらせたな」と感付いたそうです。
今でも妻の素晴らしい対応に頭が上がりません。
大人
大人はやはり、食べ物を詰まらせることがほとんどであり、特にご高齢の方に多く発生すると思います。
具体的には、餅、寿司、肉が多い印象があります。
大人の場合は「チョークサイン」と言われる、両手で喉を押さえる仕草で詰まらせた事を知らせる場合があります。
対処法ですが、この記事では2種類ご紹介します。
- 詰まらせた人の後ろに立ち、相手の両足の間に自分の片足どちらかを入れ、背後から自分の両手を相手の胃の辺りで重ねて、片手はゲンコツでもう片手を添えて、思いっきり斜め上に引く！を繰り返す。
- 背中を思いっきり叩き続ける！
1つ目は「ハイムリック法」と呼ばれます。
ただし、妊婦の方や、後ろから両手が届かないような人にはやらないでください。
その場合は「背中を思いっきり叩き続ける」が有効だと思います。
もし咳が出せる状態であれば、咳をするように促すのも有効です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
喉に何か詰まらせて声が出せない、息ができない状態は非常に緊急性が高い状態です。
出来る限り早く対処してあげないと、みるみるうちに状態は悪化していきます。
意識を失い、心肺停止状態になってしまうことも十分考えられます。
一番は「詰まらせない」ことが大事ですが、もしもの時に対処法を知っているか、そうでないかで結果は全然違ってきます。
大切な家族や大切な人を守るため、救うために少しずつ私も学んで発信していきたいと思います。
それでは、これからも一緒に学んでいきましょう。
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