救急隊も使用している。
新型コロナウイルス対策。身の回りの物に使える、自作可能な消毒液を紹介します。
新型コロナウイルス陽性者の対応を毎日のように行う救急隊は、どんな消毒液を使っているのか。濃度はどの程度で使用してるのか。
以前、以下のツイートをしました。
世の中にはアルコール消毒液を始め、多くの消毒に使われる溶液があり、用途によって使用する消毒液や濃度を変えることが望ましいとされています。
しかし細かいことはよくわからないし、やり方もわからないし、面倒…。
この記事を読んでいただけると、次亜塩素酸ナトリウム液とは何か、自作する場合の作り方がわかります。
また、救急隊がどのように使用しているのかがわかります。
厚生労働省のホームページを参考に簡単解説していきます。
推奨されている濃度で販売されている商品もありましたので、最後に紹介します。
次亜塩素酸ナトリウム液とは?
まず、次亜塩素酸ナトリウム液とはなにか。
次亜塩素酸ナトリウム液と聞いただけではピンとこないと思います。
ハイターやブリーチ、塩素系漂白剤と聞くとわかりやすいかと思います。
きっとご自宅にもあるのではないでしょうか。
これを推奨されている濃度に希釈して使用します。
次亜塩素酸ナトリウム液は「次亜塩素酸」の酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
使用方法
テーブル、ドアノブ、衣類等、人の手が触れるような場所全般に使用できます。
市販の家庭用漂白剤を、濃度が0.05%となるように薄めて拭きます。その後、水拭きをしてください。
作り方
厚生労働省のホームページにわかりやく掲載されていました。
新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。|厚生労働省
注意事項
使用する場合、保管する場合の注意事項がたくさんあります。
- 塩素に過敏な方は使用を控えてください。
- 手指の消毒には絶対に使用しないでください。
- 使用する際は十分に換気してください。
- 有害ガスが発生するため、絶対に酸性のものと混ぜて使用しないでください。
- 汚れが残ったまま使用すると効果が弱まります。
- できるだけ汚れを落としてから使用してください。
- 漂白作用がありますので、衣類等に使用する際は十分注意してください。
- 金属製のものに使用すると、腐食する可能性があります。
- 長期間の保存は効果が薄れますので、短期間で使い切るようにしてください。
- 直射日光の当たらない場所で保管してください。
- 容器の使用上の注意を確認してください。
- 商品により塩素濃度が異なるので表示などを確認してください。
救急隊はどのように使い分けているか
次亜塩素酸ナトリウム液0.05%を使用している。
- 個人装備品
- 救急車内
- 救急資器材(金属部以外)
アルコール消毒液を使用している。
- 手指の消毒
- 救急資器材(金属部)
最後に
救急隊は1日に複数件の新型コロナウイルス陽性者を扱っています。
しかし救急隊員が新型コロナウイルスに感染したと聞かないのはなぜでしょうか。
感染防止の為の個人装備がしっかりしている。
低濃度オゾン発生器が救急車内に設置されている等、様々な要因が考えられます。
使用した資器材や救急車内を適切な消毒方法で消毒していることも要因の一つであると思います。
次亜塩素酸ナトリウム液0.05%での消毒は、実際に現場で使用されている消毒方法です。
注意点はたくさんありますが、簡単に自宅で作れるので是非試してみてください。
↓次亜塩素酸ナトリウム液0.05%の商品もあります、コチラもどうぞ。
それでは、これからも一緒に学んでいきましょう。
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