元救急隊員がお伝えします。
救急車が到着したが、なかなか病院へ向けて出発しない。
一体何をしているの?早く出発してほしいんだけど?
そう思ったことがある方、いると思います。
この記事を読んでいただけると、救急車を呼んで最速で病院へ向けて出発するために準備しておく6つのことがわかります。
以前、Twitterでこのようにtweetしました。
とても大事なことであり、私達だけでなく現場の救急隊員の方々も助かると思いますので記事にしたいと思いました。
準備しておく事6選
- 保険証
- かかりつけ病院の診察券
- お薬手帳
- 運転免許証
- スマホ
- お金
では、なぜこれらを準備しておくと最速で病院へ行けるのか深掘りしていきます。
保険証
病院を受診するのに保険証は使いますよね。
その他に、氏名、生年月日の確認ができます。
また、保険証を持っている方なのか、そうでない方なのかがわかります。
かかりつけ病院の診察券
原則、救急車は救急指定病院へ搬送します。
救急指定病院とは、認定の条件を満たし、都道府県知事が認めた病院や診療所の事を指します。
簡単に説明すると、例外はあるかもしれませんが〇〇医院、〇〇クリニック等ではないということです。
ですので、ある程度大きな病院にかかっているのであれば、その診察券を準備しておきましょう。
診察券の番号があれば、救急隊が連絡した際に病院側もカルテを確認することができます。
お薬手帳
現在、治療中の病気がある。
何か薬を処方され服用している。
そういった方はたくさんいらっしゃると思います。
救急車で病院に行き、そこで診察する医師は、あなたを初めて診察することになるのがほとんどです。
どんな持病があって、どんな薬を普段服用しているのかは治療方針を考える医師からしても重要な情報となります。
これは、たとえかかりつけの病院に行くことになっても、いつも診察してくれる医師が救急搬送時もいるとは限りませんので、搬送先にかかわらずに準備しましょう。
運転免許証
これは、受付をする際に必要となります。
運転免許証からは氏名、年齢、生年月日、住所が確認できます。
病院では、受付を行わなければカルテが作成できません。
スマホ
これは、家族への連絡に必要です。
救急現場から病院へ付き添ってくれる家族がいればいいのですが、自宅に一人でいる時や出先で具合が悪くなってしまった時に便利です。
具体的には、状況の説明、搬送先の病院、病院へ迎えに来てくれるよう伝えることになります。
お金
これは、病院での医療費の支払い用です。
救急車は無料です。
日本で救急車を利用してお金を請求されることはありません。
しかし、病院は有料です。
特に夜間などは精算ができない理由から、預り金として例えば1万円を預かって後日精算するという形を取っている病院も少なくありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上を事前に知っているか、そうでないかで病院への出発までの時間がかなり違ってきます。
私達は早く病院を受診したいと思っていますよね。
でしたら、救急隊員の方々が助かることを知っているのは、私たちの目的を達成するために必要なことだと思います。
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それでは、これからも一緒に学んでいきましょう。
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