自宅から119。
体調不良で動けないため、玄関まで行って鍵を開けることができない。
その場合、救急隊はどうするの?
どうやって来てくれるの?
この記事を読んでいただけると、救急隊や消防隊等がどのような活動をして傷病者に接触するのか理解が深まると思います。
以前、以下のツイートをしました。
結論はツイートの通りですが、もう少し深掘りしていこうと思います。
ドアガード
玄関のドアに鍵がかかっていて入れない場合、救急隊の保有している資器材では開錠が困難なため、消防隊や救助隊を要請します。
なお、玄関の「鍵」自体を開錠することはできません。
玄関の鍵がかかっておらず、ドアガードのみ設定されていた場合。
消防隊や救助隊の保有している資器材で、玄関の「ドアガード」は外から破壊することなく開錠可能です。
ドアガードを開錠して玄関から救急隊は進入します。
ドアチェーン
「ドアチェーン」は多くの場合切断して開錠します。
ドアガードの場合と同じく玄関の鍵がかかっておらず、ドアチェーンのみ設定されていた場合に限ります。
消防隊や救助隊の保有している資器材で切断をして玄関から救急隊は進入します。
窓
玄関に鍵がかかっていた場合は、窓の開錠を試みます。
戸建て住宅
建物の周囲を確認して人が入れそうな大きさ且つ、開錠できそうな窓を探します。
1階にない場合は、梯子を活用して2階のベランダに進入して窓を確認します。
マンション等
3階までであれば、地上から梯子を伸ばしてベランダに進入して窓を確認することができます。
それ以上の階数の場合は、上下左右の部屋にお邪魔してベランダからベランダへ移ります。
また、オートロックに関しては管理人や他の住人の方へ開錠を依頼したり等します。
最終手段
それでも、開錠することができない場合は窓を割って進入します。
ガラスが飛び散らないように、窓に処置をしてから必要最小限の破壊で開錠することとなります。
また、警察官も要請して警察官立ち合いのもと破壊することになります。
消防隊等がベランダから進入し、内側から玄関の鍵を開けて、救急隊は玄関から進入します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一人暮らしで自宅にいて具合が悪くなってしまい、119することは珍しくありません。
また、玄関の鍵は大抵の場合締めていると思います。
そのような場合、救急隊はどのような活動をして傷病者に接触するのか。
いろいろなパターンを簡単解説致しました。
消防隊は出来る限り、破壊をすることなく開錠するよう努力します。
しかし、ベランダの外から部屋の中で倒れているのが確認できた等、緊急を要すると判断された場合は早い段階で窓を破壊して進入することもあります。
↓こちらの記事も参考にしてください。
それでは、これからも一緒に学んでいきましょう。
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